Merida Reacto


生産国:    台湾
年式:     2011
シフター:    Shimano Dura Ace 7801
ブレーキ:    Shimano Dura Ace 7800
サドル:     Prologo Scratch Nack
ステム
ハンドル:    3T NeoMorphe
クランク:        Vista Integral
ペダル:         同上











以前乗っていたOrbea Orca (2008)のためにZipp 303 (2011)を購入したところリアホイールとチェーンステーが干渉するため使用不可能だった。ホイールを買い換えるところからフレームまで買い替えることとなった。

Merida Reactoを買うことになった大きなきっかけはその非常に特異なジオメトリーにある。普通のロードバイクだと70mm前後のBB下がりがなんと60mmとなっている。

僕が愛用している変態クランク/ペダルの最前線のVista Integralは踏み面がペダルシャフトよりも低いため、普通のペダル使用時より20mm弱サドルが下がる。つまり仮想BB位置が20mm弱下になるということで。これは安定するといったメリットがあるが、以前のOrbea Orcaではタイトコーナーでペダルを摺ることが多発していた。Merida Reactoに代えてからこれはまったく起きていない。

乗ってみた印象だが非常に硬く反応はかなりよい。これは下のビデオでも説明されているダブルチャンバーテクノロジーに起因するものかもしれない。また意外に振動吸収性も必要十分に確保されている。シートポストとシートステーに配合された天然繊維のFlax fiberのおかげかもしれない。

一応セミエアロフレームというジャンルにカテゴリされるこのフレームだが正直エアロ効果は体感できるものではない。おそらくエアロヘルメットかぶったほうが体感できるのではないかと思う。

重量は7800のDura Ace+重いRotor Q-ringsで組んでペダル、センサー、ボトルゲージ込みで6.8kgぐらい。Sram Redなどの軽量コンポで組んだら必要十分な軽量バイクの出来上がりとなる。

一つだけ問題点があるとすればシートポストの固定方法である。もともとシート角が74度とたち気味なこともありサドルを最大に下げてギリギリなのだが、この固定方法がどうもうまくなく、よくズレル。
ズレないように気合で締め上げたら、ボルトを舐めてしまった。今のところは問題なく止まってくれているがあまり気持ちのよいものではない。

Vista Integralを使用する限りMeridaのこの得意なジオメトリーから卒業することはできなそうなので、この世界第2位の自転車製造メーカーには今後とも期待したい。

ジオメトリー表


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